レクサスは全グレードで高級車並みの装備

全グレードで高級車並みの装備

レクサスと聞くと、トヨタの高級車だとか、お金持ちが乗る車というイメージが強いものです。 本来はトヨタの米国向けのブランドであったレクサスですが、トヨタのハイグレードブランドとして日本に定着して以来、その価格の高さにも関わらず高い人気を誇っています。

その秘密は、装備を奢った高級感を前面に打ち出した戦略によるところが大きいのです。 一般的な国産車では、メーカーオプションもしくは上級グレードにしか装備されていない装備が、全グレードに装備されている点です。

例えばCT200などは形状は中級の2BOXですが、内装は高級車並みでしかもETCや通信機能付きカーナビなどが標準装備されており、非常に高級志向の高い仕様になっています。 価格は同程度のトヨタ車に比べ50万から100万程度高いレクサスですが、同様の装備を追加すると価格は同程度か、むしろ割高になってしまうこともあるくらいです。

このような装備が標準となっている背景には、米国などの海外の事情に対応していることもあります。 海外では日本と違い長距離を走ることが多いため、基本的にこのような装備は必要不可欠なものであり、そのため最初から装備していないと競争力に欠けるところもあるのでしょう。